公益財団法人 手織技術振興財団

平成元年に設立された手織技術振興財団は、平成25年11月28日に公益財団法人に認定され、

「公益財団法人 手織技術振興財団」として新たな歩みを始めました。

 

設立趣旨

公益財団法人 手織技術振興財団は、「手織を中心とした染織文化、工芸文化」を広く一般に啓蒙し、その振興を図るための様々な活動を行う目的で設立されました。

手織物は、人類の文明とともに始まり、歴史とともに受け継がれてきました。それは、世界各地の風土を反映し、生活を豊かに彩りながら磨き上げられてきた文化です。

特に日本では、世界に誇る和装文化の根幹として、さらには、能、茶、華、建築、美術など、多彩な芸術や文化との深い結びつきの中で発展してきました。

ところが、現代の科学技術の進歩や社会の変化に伴う生活様式の変化とともに、脈々と受け継がれてきた手織文化が、今、人類の歴史から消え去ろうとしています。

 

公益財団法人 手織技術振興財団は、手織技術と関連文化に関する研究、開発、情報収集を行い、展示、催事などの活動を通して幅広く一般への啓蒙、振興を進めるべく設立されました。

京都西陣の「織成舘(おりなすかん)」を拠点に、手織り製品の持つ暖かさや美しさ、技術の素晴らしさを伝え、各地で発展した多彩な手織りの技法を守るとともに、手織文化を再び活性化するべく、新しい時代に向けての新たな取り組みを行ってまいります。

さらに、地球的規模での交流やネットワークづくりも積極的に展開し、手織文化の振興を出発点に、産業、社会、文化に貢献し、より人間性豊かで創造性のある未来を目指しています。

 

各位におかれましては、財団設立の主旨をご理解いただき、格別のご高配を賜りますようお願い申し上げます。

 

公益財団法人 手織技術振興財団  理事長 渡邉隆夫

 

賛助会について

公益財団法人 手織技術振興財団は、賛助会員の方々のご支援をもとに活動を行っています。

 

賛助会費(年会費)

  個人会員 一口   10,000円

  法人会員 一口   30,000円

  特別会員 一口 100,000円 

 

賛助会員の皆さまには、織成舘への無料入館、各花街をどりチケットの手配などの特典がございます。

※詳しくは財団事務局(075-431-0020)まで